生涯収入と支出のバランス

一生のうちに稼ぐお金

私たちが一生に稼ぐことができるお金はいくらでしょうか。 生涯賃金とは新卒として就職してから定年まで正社員として、定年退職まで同一の会社で働き続けた場合に受け取る賃金の総額をいいます。 生涯賃金の学歴、企業規模ごとの平均が以下の表です。

学歴/性別 大企業
1000人以上
中堅企業
100~999人
中小企業
10人~99人
大卒男性 3.16億円 2.51億円 2.12億円
大卒女性 2.34億円 2.13億円 1.77億円
高卒男性 2.52億円 1.99億円 1.73億円
高卒女性 1.48億円 1.26億円 1.16億円

※出典:労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計2010年版」
※退職金は除く。2007年の数字。

こうして数字にするとわかりますが学歴差、企業規模差による賃金格差は残念ながら避けられないと言えます。

ちなみにパート・アルバイトの生涯賃金は5,400万円という結果も出ています。退職金や厚生年金も考えると、その賃金格差は2億8,000万円にもおよびます。

一生のうちに使うお金

それでは生涯で使うお金はどれくらいでしょう?30歳から60歳まで働き、60歳から85歳まで生きた場合の平均値を探ってみます。

■ 消費支出(住居費以外の支出)

夫婦二人で月平均187,000円×12カ月×30年=6,732万円

■ 住宅関係費( 住居購入の場合 )

頭金700万、ローン2,800万、返済期間30年固定金利3%の場合
総返済額=4,250万円
諸経費350万、管理費・税金30万×55年=1,650万円。
4,250万+350万+1,650万=6,250万円

■ 子供の教育費

公立・私立 教育費
全部公立 902万円
大学から私立 1,039万円
高校から私立 1,196万円
中学から私立 1,571万円
小学校から私立 2,195万円

この他にも習いごとや、留学、浪人、医学部や歯学部へ入学、仕送りなどの状況によって変わりますが、子供ひとりあたり1200万円から2800万円程度の教育費がかかります。

■ 老後の資金

  • 夫婦2人の最低日常生活費は、月に23.2万円かかる。
  • ゆとりある老後生活をするには、月に38.3万円かかる。

生命保険文化センター「平成19年度生活保障に関する調査」による

60歳から85歳まで25年間生きたとすると、

  • 最低:23.2万円×12か月×25年=6,960万円の生活費が必要。
  • 余裕:38.3万円×12か月×25年=1億1,490万円の生活費が必要。

年金は今後どんどん減額されたり、支給年齢が引き上げられることが予想されますので、仮に65歳から現在の半分支給されたと仮定すると、

  • 夫(厚生年金)月額9万円
  • 妻(国民年金)月額3万円
  • 合計で月額12万円
  • 12万円×12か月×20年=2,880万円支給される。

年金支給額を必要生活費から引くと、

  • 最低:6,960万円-2,880万円=4,080万円のお金が必要
  • 余裕:1億1,490万円-2,880万円=8,610万円のお金が必要

高齢者向け施設入居費用は1,000万円
葬儀費用 300万円×2人=600万円
その他旅行・介護・医療等が500万円
合計すると

  • 最低:6,180万円
  • 余裕:1億710万円

生涯使うお金を全部足すと2億1,162万円。老後にゆとりある生活をするならば、2億5,692万円が必要という計算になります。 つまり贅沢をしなくても、普通に暮らしていたら、お金が足りないということですね。

お金の計算はとても単純な理屈で考える事が出来ます。お金の状況を良くする方法は二つしかないからです。

それは稼ぎを増やすか、支出を減らす以外に方法はないのです。

支出を削るのにも限界がありますから、多くの人にとっては稼ぎを増やす必要があると言えるのではないでしょうか?

しかし仕事による賃金というのは先に挙げた通り学歴と企業規模でほとんど決まってしまいますし、そもそも私たちの世代では終身雇用される可能性というのは非常に低いと考えられます。だから仕事以外の方法で収入を得るという手段が多くに人にとって必要になってくるのです。


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